父象・子象・チビ象の3人でお風呂に入っているときのこと。
何かの弾みでチビ象が子象の手を踏んでしまったようで、子象が
「いったーい!」と怒り始めたぱを。
子象はしきりに
「あやまりなさいよ!」と謝罪を要求するのだけれど、チビ象はがんとして聞き入れません。
どちらも
頑固なB型ゆえ、お互い一歩も引こうとしないぱを><
「チビ象、わざとじゃなくても痛くしたときはごめんねって言おうよ」
と、父が介入しても、チビ象は頑なに態度を変えません。
しまいには違う話題をもちだしてはぐらかそうとしたので
「いいかげんしろっ」と怒ったら、しぶしぶ
「ごめんなさい」と謝りました。
しかし、ドSな子象はそんな謝罪では満足しません。
「そんな偉そうに言わないで、ちゃんと謝って!」と、誠意を求めてきます。
そしたらチビ象もさすがに
堪忍袋の緒が切れたのか
「姉ちゃんだって痛いコトした!」と反論してきました。
弟の言いたいこともよく分かるぱをよ。
子象は普段から、
姉の理不尽な言動に散々振り回されて毎日泣かされているのに、なんでちょっと手を踏んだくらいで謝らないといけないのだと。
不満が溜まりに溜まっているぱをね。
父象も
「子象は謝ったんだからいいじゃん、オマエだって子象に痛いコトしたことあるでしょ」
と、象なりに正論で説得しようとしたら
「私、痛いコトなんて何もやってないもん!」と、いきなり
泣き出してしまいました。
正論で責める弟と、理屈が通用しない姉(しかも最後は泣いてうやむやにする)。
まだ子供とはいえ、なんか
男と女の特徴がよく出ているなぁと、妙に感心してしまったのでした。
所詮、
女の涙に男は勝てないぱを。